情報技術は人を楽にするのか
おはようございます。
たまには個人的な話題を外れて、社会的な話題について語ろうと思います。
今や様々なものがITによって実現され、自動化による大幅な時間短縮が行われています。
そもそもITは同じ処理を何度もしなければならず面倒であるタイプの仕事をコンピュータに任せて楽しようというコンセプトで進んできた一面があるので、時間短縮が可能になったこと自体は狙い通りでうまくいっているのではないかと思われます。
ただ、時間短縮によって余った時間をどう使うのかが問題だと思います。
その時間を余暇にあててのんびりするならいいのですが、実際はその空いた時間にさらに仕事を詰め込んで、それを解消するために更にITによる自動化を進めて…
というラットレースになっているのではないでしょうか。
私自身はアプリケーションの内部設計を知ったり、自分個人単位でちょこっとプログラムを組んで業務の効率化を考えたりが好きです。
が、効率化→空いた時間に別の仕事を詰め込む→効率化→…
の無限ループが社会全体で進んでいる今の風潮は何か急かされているようで好きではありません。
自分の勤めている会社が作っている製品も、かなり便利なものでありこれで特定の業務はかなり楽になるだろうという感想は持っています。
しかしそれが社会全体のスピードを上げ、何が何だか分からないようにすることを促進していると考えると、少し虚しい気持ちになります。
初め手懐けていたものも大きくなりすぎると手に負えなくなって自分の首を締めるというのは何事にも通じることなのでしょう。
僕自身は、小規模なアプリを自分で作ってそれで満足する程度で済ませたいです。まぁ仕事で製品開発するとなれば話は別ですけどね。
それではまた明日。